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[逗子店] 2023-03-27

補聴器の聞こえに慣れるためにすること

近年、Bluetoothイヤホンなどの普及もあり、皆さん常に耳に何かを付けているように伺えます。同様に以前にもまして補聴器を使用されている方も増えているように感じます。

これも補聴器の性能も良くなってきていることや、補聴器に対する認識の変化、補聴器には見えない補聴器の発売などの影響もあるのかもしれませんね。


さて、今回は補聴器を初めて使う方にお話ししている「補聴器の聞こえに慣れるためにすること」についてお伝えしたいと思います。

まず、補聴器というものはどういうものなのか。
簡単に言うと、いろいろな音域がある中、自身が聞こえにくいと感じる音域を大きくして、聞こえの質を上げるというものです。

聞こえの質を上げると言いましたが、これにはトレーニングが必要になります。

そのトレーニングこそ「慣れるためにすること」です。


①静かな場所でいろんな音を聞いてみる
補聴器をつけていると今まで聞こえなかった音が聞こえるようになります。例えば、外の鳥のさえずりや人の声、空調や冷蔵庫の音など。静かな環境といえど、実はさまざまな音が飛び交っていることに気付くと思います。これらが、本来、聞こえていた音になります。
一つ一つ意識して聞くようにするのが第一ステップ。


②テレビでニュースを聞いてみる
補聴器をつけたからと言ってすぐに聞こえが改善するとも限りません。言葉を聞く癖というのを付ける必要があります。ニュースをお勧めする理由は、アナウンサーは発声のプロであり、言葉の明瞭さが一般のそれとは異なります。字幕と合わせて聞きやすい声からまずは聞く練習をしていきましょう。


③対面で会話をしてみる
話しをするときは出来れば相手の顔と口元を見ながら、会話をしてみましょう。口の動きというのは、意外と大事です。読唇術という技術があるように口の動きで言葉を判断できるようになる人もいるくらいですから、実は言語情報を含んでいます。口の動きと音声、そして表情の変化を確認しながら会話が出来ると、今まで以上に聞き取りがしやすくなるかと思います。


④出来る限り、長い時間つけるようにする
補聴器のトレーニングというくらいですから、まずは付けないことには始まりません。必要な時使う目的で購入された方もいるかもしれません。ですが、そのときに最大限の性能を発揮するためには、慣れておく必要があります。補聴器に慣れるまでは長い時間つけるということを意識してみてください。


⑤少しずつ負荷をつけていく
負荷と言っても、耳が痛くなるような負荷ではなく、静かな環境に慣れたら、「外出をする、レストランに行く…」などのいろいろな音がするところに出向くという事です。お家では聞こえなかった音を聞くきっかけにもなりますし、そういった音に慣れるチャンスにもなります。初めは気になっていた音も聞き続けるうちに気にならなくなってくるかと思います。



まとめ
初めての補聴器はいろいろな音が気になってしまい、必要な音量よりも小さめに設定していることがほとんどです。小さい音だと聞きたい音も小さくなっている為、本来の聞こえに近づけることが難しいのです。

ですが、このように「聞く→慣れる→聞く→慣れる」というのを繰り返していくうちに、雑音が気にならなくなっていき、補聴器の音量も大きくすることが出来ます。
結果として聞きたい音も大きくなるのですから、聞こえの質も向上していくというわけです。

より良い聞こえの為には、やはり多少の努力も必要になります。
そのために我々もきちんとサポートしていきますので、不安なことがあれば、当店の認定補聴器技能者までお気軽にご相談ください。


逗子店 2023-03-27






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