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補聴器に関するさまざまなコラムをお届けします。

生活に潜む「難聴のサイン」

今回は生活に潜む「難聴のサイン」についてお話し致します。




当店では、補聴器のご購入を検討されているかただけでなく、補聴器をつけたほうが良いのか、本当に効果があるのかなど多くのお悩みを抱えたお客様がご来店されます。

そのなかで、「普通の会話は聞こえるけど…」と切り出される方が意外に多いのです。
そういったかたでも、補聴器を着けて効果を実感される方もいらっしゃいます。

ということで、今回は「普通の会話は聞こえるけど…」の後に、お客様からよく耳にする「聞こえにくさを感じるシーン」をいくつかご紹介致します。


お悩み①「テレビが聞こえにくい」

こちらのお客様は実際にテレビが聞こえにくくなってきていると自覚をされている方です。
特に騒がしい環境でなくても、お部屋が広かったり、テレビからの距離が遠い場合には聞こえづらさを感じることもあるようです。
原因は様々ですが、こちらのお客様の場合、テレビ通信式補聴器で“テレビの音を無線で直接補聴器に届ける機能”を有する機種を使用することでテレビの聞こえにくさを改善することが出来ました。


お悩み②「テレビの音量が大きいと家族に言われた」

先述のお客様とは異なり、テレビが聞こえにくいという自覚はないが、ご家族様から言われたから気になってご相談にいらした例です。
こちらも先述のテレビ通信式補聴器を使用することで、ご本人様とご家族様が同じ音量でテレビを楽しむこと出来たという事例です。
ご家族様とのテレビの音量が合わないという理由でお一人で見られている方も多いようですが、せっかくですからご家族様と一緒にテレビを楽しみたいですよね。


お悩み③「会議や集まりなどの複数人での会話で聞き返しが多くなった」

静かな場所や一対一での会話には不自由ないが、複数人での会話が聞こえにくいと感じている事例です。
聴力が低下してない“健聴者”でも、騒がしい環境や会話が重なりやすい状況では聞こえにくさを感じるものですが、その人の声だけを意識して聞こうとすれば、意外と聞こえるものです。
ただ、それには“その人の声のトーンや抑揚”などを聞き分ける力が必要になります。

しかし、年齢や外的要因により聞き取れる音域が狭くなったり、音量感が低下することで、声を聞き分ける力も弱くなり、結果として複数人での会話が聞こえにく感じてしまうようです。

こちらの事例ならば、補聴器を装用することで、聞こえにくい音域もしっかりカバーし、さらには音量感を増すことで、声のトーンや抑揚を感じやすくすることが出来る場合があります。また、雑音抑制機能や指向性(声のする方向の音をたくさん入れて聞こえやすくする機能)が付いたものを使用するとより聞こえの質の向上も期待できます。


他にも以下のようなお悩みでご相談される方がいらっしゃいましたので、簡単にご紹介。



ここからはお悩み番外編となります。

・電子レンジやリモコン、体温計などの「ピーピー」という音が聞こえないときがある。
・換気扇の音が聞こえないからつけているか分からないときがある
・インターフォンや電話の呼び出し音が聞こえないときがある。
・大きな音に敏感になった。他の人は驚かないような音でも驚いてしまう。

などなど普段の生活の中にも「難聴のサイン」が潜んでいます。
いち早く気づき、対処することがその後の聞こえを左右するきっかけにもなります。
少しでも「これってもしかして…難聴…?」と思ったら、お一人で悩まず、ぜひ耳鼻科や専門店へご相談ください。