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[逗子店] 2018-09-25

補聴器の限界

こんにちはー!


逗子は本日、あいにくの空模様

おまけに台風が来週末辺り来るかもしれないとの情報......

勘弁してほしい大浦です。


さて、本日は補聴器のお話。

補聴器は今更ながらですが、
その人の低下した聴力を補う機械となります。

機械、道具というものは、必ず良い面、悪い面、出来る事、出来ない事というものがあります。
補聴器と上手に付き合っていく為には、これらをしっかりと把握しておく必要があります。




多くの人が感覚として持っている事の一つとして、

「補聴器をつけると100%の聴こえに戻るのでは」
というものがあります。



ハッキリ言ってこれは無理です。



補聴器をつけたからといって完全に聴力が戻る事はありません。
補聴器はあくまでも、その人の「残っている聴力を補う機械」という位置づけとなります。
残っている聴力は一人ひとり異なり、年齢とともに低下していく割合が高いものです。

だからこそ、残っている聴力を生かすのに適した機種を選び、一人ひとりの聴力に合わせて適正に調整する必要があります。

感音性難聴では、小さな音が聞きづらいだけでなく、音の聞き分けが困難になってしまっています。
そのため、補聴器をつけても音の歪みや聞き分けの困難さは残り、
【早口の会話】
【複数人の会話】
【騒音下の会話】
【口の中で話すようなはっきりしない発音】
等は聞き取りづらくなります。

この限界は補聴器に限らず、どのような機器を用いても超えることは出来ないので、
道具としての限界を理解して上手くご使用いただく必要があります。

しかし会話の中での聞き取りは、たとえ聞き取りにくい言葉があっても言葉の前後関係等からの推測も働くため、
『ゆっくり・はっきり』
なるべく正面から話をすれば、補聴器をして会話がしやすくなることが多くあります。

この『ゆっくり・はっきり』がミソになります。
聴力の低下している方は、言葉のスピードに対応する力も少なくなっている人が多く、
通常のスピードより、ややゆっくり言葉を話す必要があります。
補聴器をつけたからといって、言葉のスピードはスローにはならないのです。

補聴器が適切な効果を発揮している時は、そこを意識するだけで、
大きな声で話す必要が無くなり、周りの人のストレスも大きく軽減されます。


そうした部分のサポートをしっかりとしてくれるお店で、補聴器はご購入を検討しましょう。

通販ではそれは無理ですので、よく考えて値段に見合ったものをご検討いただければと思います。





逗子店 2018-09-25






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